むし歯を予防する食事について
こんにちは。医療法人晃生会光輪歯科の三輪恒幸です。
食は健康のもとですね。
人の体は毎日摂る食事から作られています。
毎日、体に悪い食事を摂ると、体が錆びてきてしまいます。
さらに、歯にとって良い食事、悪い食事はどうでしょうか。
今回は、歯に良い食事について紹介していきます。
1)主食はご飯を食べる。
主食は、なるべく精製されていないご飯を選択しましょう。
玄米や雑穀米がおすすめです。
パンは生地自体に砂糖を含みますので、あまりおすすめしません。
2)飲み物はノンカロリーのものを選びましょう。
飲み物の砂糖は一瞬のうちに口の中に砂糖を運んでしまい、非常にむし歯に
なりやすくなりますので、控えましょう。
清涼飲料水、乳酸菌飲料、スポーツドリンク、ジュース、牛乳、砂糖入りの
コーヒー、紅茶などは砂糖が含まれています。
特に、お子さんに飲ませる飲み物は、水、カフェインのないお茶がおすすめです。
3)食べたら時間を開ける。
食事と食事の間はしっかりと開けてください。食事をするとphが下がり、酸性に
傾きむし歯になりやすくなります。唾液の作用でphが正常に戻るまで約30分かかります。
4)砂糖の入ったものは極力控える
砂糖はむし歯の最大の原因です。もともと、精製した砂糖は不自然な化学物質です。
砂糖の採り過ぎは、むし歯だけでなく、低血糖症、糖尿病、メタボリックシンドローム、
アレルギー、高血圧にも関係します。
砂糖は精製された白砂糖ではなく、てんさい糖がおすすめです。
5)味噌汁漬物を毎日食べましょう。
日本の伝統的な発酵食品にはたくさんの乳酸菌が含まれていて、素晴らしい
整腸作用があります。
味噌、醤油、漬物、納豆などの発酵食品を採りましょう。
6)副食は野菜にして、果物はほどほどにしましょう。
夏は体を冷やしてくれる夏野菜、冬は体を温めてくれる根野菜を採りましょう。
果物は果糖が含まれていますので、採り過ぎには注意しましょう。
7)油、動物性食品の採り過ぎに注意しましょう。
現代の食生活は、油脂類と動物性食品が多いです。油脂類と動物性食品を採り過ぎると
血液がドロドロになり、血管が詰まる原因になりますので気をつけましょう。
油脂はなるべく植物性を選び、動物性食品は魚介類を選びましょう。
8)調味料は上質なものを選びましょう。
砂糖・塩は精製していないミネラルを含んだものを使いましょう。醤油と味噌は
きちんと時間をかけて発酵熟したものを選びましょう。
9)危険な味3つを極力避ける
以下に示す3つの味は習慣性が強く、食べたらもっと欲しくなるものなので、
お子さんにはなるべく与えないでください。
①白砂糖
精製した砂糖はあっという間に血糖値を上げて、気分がよくなり幸せになります。
しかし、白砂糖の習慣性は止まりません。食べると止まらなくなり砂糖が切れると
怒りっぽくなったり、手が震えたりする原因になります。
②油脂
動物の本能として、飢餓から自分を守るために1グラムで9キロカロリーの油脂は
魅力的です。
③化学調味料
もともと天然の食品からとれるアミノ酸を化学的に作ったのが化学調味料です。
以上の3つの味を一緒にすると、スナック菓子、菓子パンやジャンクフードとなります。
健康のために、この3つの味に打ち克ちましょう。
10)歯ごたえのあるものをよく噛みましょう。
よく噛むと唾液がたくさん分泌されて、むし歯や歯周病、口臭の予防、肥満防止、
味覚の発達、発音の発達、脳の活動を活発化して認知症を予防して、がん予防、
胃腸の働きを促進して消化吸収を助ける、口腔内殺菌、糖尿病の予防や治療、
発がん性物質の無毒化など、様々な働きを持つ酵素(アミラーゼ・リゾチーム・
ラクトフェリン・ぺルオキシターゼ)が含まれています。
1日1.5リットルほどの唾液が、血液から作られて分泌します。
特に、お子さんの食事には気を付けてください。
永久歯がむし歯になると、悲しいことです。
甘いものを全く摂らないことは難しいかもしれませんが、代用できるものは
たくさんありますので、おいしい食を学びましょう。
名古屋市北区大曽根の光輪歯科はリラックスできる空間作り、患者様への心遣い、最新の設備でニーズに合わせた治療にこだわります。
- お問い合わせはお電話もしくは
お問い合わせフォームから! -
9:00~18:00 ※休診日:日曜・祝日
前の記事 : 食と健康について考えています。
次の記事 : 超高齢社会に向けて進むべき道