マウスピース矯正は目立つ?原因と目立たなくする対処法
こんにちは。名古屋市北区大曽根にある医療法人晃生会 光輪歯科です。
「マウスピース矯正は目立ちにくいと聞くけど本当なの?」と疑問に思う方は多いでしょう。マウスピース矯正を始めたものの「やっぱり目立っている気がする」と感じる方もいるのではないでしょうか。
マウスピース矯正は、透明な装置を使用するため目立ちにくいのが特徴ですが、完全に目立たないというわけではありません。
この記事では、マウスピース矯正の装置が目立つ原因とその場合の対策について詳しく解説します。
マウスピース矯正は目立つ?
マウスピース矯正は、透明なプラスチック素材で作られたマウスピースを使用して、歯並びや噛み合わせを改善する治療です。マウスピースを装着していても目立ちにくく、矯正装置を歯に直接接着するワイヤー矯正と比べても、自然な見た目で矯正治療ができます。
しかし、光の当たり方や状況によっては、装置が目立つこともあるでしょう。「マウスピース矯正は思っていたよりも目立つな」と感じることがあるかもしれません。
マウスピース矯正が目立つと感じる原因
特に、口元に注目する場面や強い照明の下での会話、笑顔を見せるシーンでは、マウスピースを装着していると周囲の人に気づかれることがあります。マウスピース矯正が目立ちやすくなる原因には、使用するアタッチメントや顎間ゴム、マウスピースの変色などが挙げられます。
それぞれの原因を詳しく見ていきましょう。
アタッチメントが目立つ
アタッチメントとは、歯の表面に装着する樹脂製の小さな突起物です。アタッチメントは、マウスピースを歯にしっかりとフィットさせ、計画通りに歯を動かすために使用されます。
アタッチメントは歯に近い色で作られているものの、前歯などのよく見える歯にアタッチメントを装着すると見た目に影響を及ぼすかもしれません。光の反射、影の影響などで目立つ可能性もあります。
顎間ゴムが目立つ
顎間ゴムは、上下の歯の間にかけて使用される小さなゴム製のバンドです。噛み合わせや歯列の改善を促進するために使われます。通常、透明や白色のものを使用するため、マウスピース矯正の自然な見た目を損なうことは少ないとされています。
しかし、ゴムを複数かける場合などは、口を開けたときに見えることがあります。「食事や会話の際にゴムが目立っているのでは」と不安に感じる方も少なくありません。
抜歯後のスペースが目立つ
矯正治療では、顎が小さい場合や、歯が過度に重なり合っている場合など、抜歯をして歯を動かすためのスペースを確保することがあります。抜歯後、歯が正しい位置に移動するまでの間は、歯の間のスペースが目立つかもしれません。
特に、目につきやすい場所にスペースがある場合、透明なマウスピースで覆っていても空洞が目立つことがあります。このため、治療初期の段階では、抜歯後のスペースを気にされる方も多いです。
ただし、治療が進むにつれて徐々に歯が移動していき、スペースは埋まります。歯並びが整ってくれば隙間も埋まるため、気にならなくなります。
マウスピースの変色
マウスピースを装着したままコーヒーやワインを飲んだり、食後にしっかり歯磨きをしないままマウスピースを装着したりすると、マウスピースが変色します。食べ物などの色素がマウスピースに付着することが原因です。
透明なマウスピースが変色すると、歯の表面がくすんで見えたり透明度が下がったりすることで、矯正器具がかえって目立つように感じる可能性があります。
日常的なケアを怠ると変色が進行します。マウスピースが劣化して作り直しが必要になることもあるため、日々のクリーニングが非常に重要です。
マウスピースが目立つと感じてもやってはいけないこと
マウスピースが目立つと感じても、やってはいけないことがあります。一つずつ確認しましょう。
マウスピースを長時間外す
マウスピースが目立つと感じたからといって、装着時間を短くすることは避けましょう。マウスピース矯正を計画通り進めるためには、1日20〜22時間装置を装着しなければなりません。
装着時間が短くなると、計画通り歯が動かず治療期間が延びてしまいます。
自分で調整する
アタッチメントが気になっても、自分で外すことは絶対に避けてください。アタッチメントは治療に不可欠なパーツであり、歯の正しい移動をサポートする役割を持っています。
自己判断で外すと、計画に沿って治療が進まなくなります。場合によっては、治療計画の修正やマウスピースの再作成が必要になることもあるでしょう。治療期間の延長や費用の増加につながるため、ご自身で調整しようとするのは避けてください。
どうしてもアタッチメントが気になる場合は、歯科医師に相談してみましょう。
市販のホワイトニング剤を使用する
マウスピースの変色が気になっても、市販のホワイトニング剤を使うのは避けましょう。市販されている製品を使用すると、マウスピースが劣化する可能性があります。マウスピースが変形した場合、歯や歯茎に刺激を与えることもあるでしょう。
マウスピースの変色が気になる場合も、自己判断で対応せず必ず歯科医師に相談してください。
マウスピースを正しく清掃しない
マウスピースが目立つ原因の一つである変色は、適切な清掃を怠ることで加速します。清掃が不十分だと、歯垢や食べかす、着色汚れなどが溜まり、マウスピースが黄ばんだり曇ったりして透明度が下がるのです。
また、反対にマウスピースの汚れが気になるからと不適切な方法で清掃することも、マウスピースが目立つ原因です。例えば、硬いブラシで強く擦ると、マウスピースの表面に細かい傷がつき透明度が低下します。
マウスピース矯正で目立つと感じる場合の対処法
マウスピースが目立つと感じた場合、次のような対処法があります。
マウスピースの交換時期を守る
マウスピース矯正は、数週間ごとに新しいマウスピースに交換して治療を進めます。特に、変色や透明度の低下を防ぐために、歯科医師に指示された交換スケジュールを守りましょう。
交換時期が遅れるということは、古いマウスピースを使い続けるということです。汚れて見えるだけでなく、治療効果にも影響を及ぼします。
正しい方法で清掃する
マウスピースの変色を防ぐためには、日常の清掃が重要です。食事の際は必ずマウスピースを外し、食後に歯磨きとマウスピースの洗浄を行ってから再装着しましょう。
マウスピースは柔らかめの歯ブラシを使って優しく洗うか、専用の洗浄剤を使用するのが理想的です。歯磨き粉は研磨剤が含まれているものが多く、マウスピースを傷つける可能性があるため、使用しないほうが良いでしょう。
歯科医師に相談する
例えば、アタッチメントが目立つと感じる場合は、歯科医師に相談して目立ちにくい設置方法を検討してもらうのも一つの手です。アタッチメントのサイズや設置位置を工夫すれば、見た目への影響を最小限に抑えられる場合があります。
また、顎間ゴムが目立つと感じる場合も、歯科医師に相談してみましょう。目立ちにくい色のゴムに変更したり、ゴムを使用するタイミングを調整してもらえたりする場合もあります。
気になることがあれば、歯科医師にその都度相談してください。見た目の問題を早期に改善すれば、ストレスなく治療を続けられるでしょう。
マウスピース矯正は、装着時間や交換時期など、自己管理が非常に重要な治療です。ストレスが溜まって続けられなくなることを避けるためにも、早めに相談してください。
ホワイトニングを併用する
マウスピース矯正中に歯の黄ばみが気になる方は、ホワイトニングを併用するのも一つの方法です。歯の色が明るくなれば、透明なマウスピースが一層目立ちにくくなります。
ただし、市販のホワイトニング製品の使用は避けてください。歯科医師に相談したうえで、矯正治療との併用が可能な方法を検討しましょう。
まとめ
マウスピース矯正は、目立ちにくい治療法として非常に人気があります。
しかし、アタッチメントや顎間ゴム、変色などが原因で目立つと感じることもあります。適切なケアや歯科医師との相談によって、これらの問題は解決することが可能です。
矯正治療は長期間にわたるため、ストレスを感じることがないように、治療中に目立つと感じても焦らず冷静に対策を講じていくことが大切です。
マウスピース矯正を検討されている方は、名古屋市北区大曽根にある医療法人晃生会 光輪歯科にお気軽にご相談ください。
当院は、歯を治すだけではなく患者さまの悩みを解決する医療を提供できるよう、診療を行っています。虫歯・歯周病治療を始め、ホワイトニングや審美歯科など、さまざまな診療に力を入れております。
名古屋市北区大曽根の光輪歯科はリラックスできる空間作り、患者様への心遣い、最新の設備でニーズに合わせた治療にこだわります。
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