虫歯治療を1日で終わらせる方法はある?注意点も解説!
こんにちは。名古屋市北区大曽根にある医療法人晃生会 光輪歯科です。
虫歯治療は通常、複数回の通院が必要です。忙しい人が多い現代では、治療期間を短くしたいと考える方が多いのではないでしょうか。
虫歯治療の期間は、虫歯の進行具合や治療が必要な歯の数、治療方法に左右されます。特に、進行している場合や、複数の歯が影響を受けている場合は、時間がかかることが多いです。
しかし、技術の進歩により、短時間で効率的に治療を行う方法も開発されています。場合によっては、1日で治療を終えることも可能かもしれません。
この記事では、1日で虫歯治療を終える方法と、その際の注意点について詳しく解説していきます。忙しくてなかなか通院時間を確保できない方や、速やかに治療を終わらせたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
虫歯治療は1日で終わる?
初期段階の虫歯であれば、1日で治療を終えられることもあります。最新技術を使用した治療が可能な場合も、1日で治療できるかもしれません。
一般的に、虫歯治療は複数のステップを経て行われます。多くの場合は何度か通院しなければなりません。1日で治療が終わらない主な理由は、以下の通りです。
虫歯の大きさによって治療方法が異なるため
小さな虫歯は簡単に治療できることがありますが、虫歯が大きくなっている場合、複数回通院して治療しなければなりません。特に、歯の神経が影響を受けている場合は、根管治療が必要となります。
根管治療は、通常3〜4回の通院が必要になります。根管治療が必要なほど進行した虫歯は、1日で治療できないでしょう。
1本ずつ治療する必要があるため
歯科治療では、各歯を個別に評価し治療する必要があります。全体的な噛み合わせを考慮する必要があるため、一度に多くの歯を治療することは推奨されていないのです。
保険治療のルールが存在するため
保険が適用される治療には、一定のルールがあります。治療の質を保つためのガイドラインがあり、急いで治療を終えることができない場合があります。
例えば、歯石取りの後に行うべき検査など、定められた手順を踏まなければ行えない治療・検査があるのです。
虫歯を治療する場合にかかる期間
虫歯治療の所要時間は、虫歯の進行度や治療法によって大きく異なります。症状が軽度な場合は短時間で治療を終えることが可能ですが、進行している場合や複数の歯が影響を受けている場合は、治療期間が長くなることが多いです。
虫歯の進行度ごとに、治療にかかる期間について解説します。
初期の虫歯
初期の虫歯は、エナメル質のみが影響を受けている状態です。1日で治療を終えられることもあるでしょう。
小さくあいた穴をクリーニングして、コンポジットレジンや銀歯を詰めて治療します。初期虫歯は症状が軽微であるため、痛みを伴うことが少なく治療後の回復も早いです。
中程度から重度の虫歯
虫歯がエナメル質を超えて象牙質に達している場合、より複雑な治療が必要となります。通常、数回の診療が必要で、治療完了まで数週間かかることもあるでしょう。
この段階の虫歯治療では、感染した歯の内部を清掃し、必要に応じて根管治療を行います。根管治療は、歯の神経を取り除き根の内部を消毒して封鎖する治療です。
また、重度の虫歯では、歯冠部の大部分が破壊されていることがあります。この場合、歯を補強するためにクラウンを製作する必要があるでしょう。クラウンの製作と装着にはさらに数週間かかるのが一般的です。
複数の歯が影響を受けている場合
複数の歯が虫歯になっている場合、治療計画はより複雑になり治療期間も長くなります。最も重症度が高い歯から順に治療するのが一般的で、各歯に必要な治療を施して全体の健康を回復させます。
この場合、数ヶ月にわたる治療が必要になることがあります。
虫歯治療を1日で終わらせる方法はある?
虫歯治療を1日で終えることは、可能な場合もあります。あまり進行していない軽度な虫歯の場合、特にセレックシステムのような先進的な治療方法を活用することで、治療プロセスを大幅に短縮できるでしょう。
セレックシステムは、最短1日でセラミックの白い歯を入れられる治療法です。約1〜2時間で歯を削って歯型を確認し装着まで完了させるので、1日で虫歯治療を終えられる可能性があるでしょう。
セレックシステムを利用すれば、従来数週間かかる治療を数時間で終えられるため、忙しい生活を送る人々にとっては大きなメリットといえます。虫歯が進行していて1日では治療を終えられない場合でも、治療期間を短縮できます。
セレックシステムでは、虫歯を削って形を整えた後にカメラで口内を撮影し、コンピュータ上で詰め物・被せ物を設計します。設計したデータをもとにセラミックの歯を削り出します。セラミックブロックにはいくつか種類があるので、患者さまに合う色を選べるでしょう。
通常のセラミック治療では、上述した工程を全て手作業で行います。そのため、時間がかかり費用が高額になる傾向があります。セレックシステムを選択すれば、治療期間を短縮できるだけでなく、費用の負担を抑えることも可能です。
光輪歯科では、セレックシステムの詰め物は税込5万5,000円、被せ物は税込6万6,000円で提供しています。
虫歯治療を1日で終わらせる場合の注意点
歯科治療の技術が進歩したことで、虫歯治療を1日で完了させることも可能になっています。
しかし、この方法を選ぶ際にはいくつかの注意点があります。これらを理解した上で、歯科医師と相談して治療方法を決定しましょう。
1日で治療できないこともある
1日で治療しても問題ないかは、虫歯の進行度と患者さまの全体的な口腔環境に大きく依存します。軽度から中程度の虫歯であれば、セレックシステムのような先進技術を利用すれば1日で治療を終えることが可能でしょう。
重度の虫歯や複数の歯に影響がある場合は、手順がより複雑になります。無理に1日で治療を完了させようとすると、治療後の痛みが強く出たり虫歯部分を完全に取り除けなかったり、トラブルにつながるかもしれません。
「1日で治療を終わらせてほしい」「できるだけ早く治療を終わらせたい」と思う方が多いかもしれませんが、治療計画は適切に立てなければならないのです。
通常の治療よりコストが高くなりやすい
1日で治療を完了させる方法は、通常の複数回にわたる治療よりも高額になることが多いです。事前に治療費について詳しく説明を受け、支払い可能な金額かを考慮することも重要です。
追加の治療が必要になることがある
短期間で治療が終わったほうがいいと思う方もいるかもしれませんが、時間をかけなければならないケースもあります。
場合によっては根本的な問題が見逃されるリスクもあるでしょう。また、治療後に痛みや違和感が残ることもあります。このような場合、追加の治療が必要になるかもしれません。
治療後のケアが重要
1日で治療を終えた後も、適切なケアが非常に重要です。治療した歯は、特に注意深いケアが必要な歯です。定期的に歯科医院を受診してクリーニングを受けましょう。
治療直後は、食事や日常生活において一定の注意が必要になることもあります。治療後に歯科医師から指示があるので、守るようにしてください。
まとめ
虫歯治療を1日で終わらせることは、最新の歯科技術を駆使すれば実現可能でしょう。セレックシステムなどを利用すれば、治療時間を大幅に短縮し、患者さまの負担を軽減することができます。
しかし、全ての虫歯を1日で治療できるわけではありません。軽度から中程度の虫歯は1日で治療可能な場合もありますが、重度の場合は時間がかかるでしょう。
また、1日で治療する場合、コストも考慮する必要があります。セレックシステムなどの先進技術を使う場合、通常の治療よりも高額になることが多いです。治療を受ける前に、費用について十分な説明を受けて納得した上で治療を進めることが大切です。
「虫歯治療を1日で終わらせたい」と考えている方は、まずは経験豊富で信頼できる歯科医師に相談しましょう。十分にコミュニケーションを取って、ご自身の状況とニーズに応じた適切な治療計画を立ててもらってください。
虫歯治療やセレックシステムを検討されている方は、名古屋市北区大曽根にある医療法人晃生会 光輪歯科にお気軽にご相談ください。
名古屋市北区大曽根の光輪歯科はリラックスできる空間作り、患者様への心遣い、最新の設備でニーズに合わせた治療にこだわります。
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