2025/03/13
ワイヤー矯正とは?メリット・デメリットや種類も解説!

こんにちは。名古屋市北区大曽根にある医療法人晃生会 光輪歯科です。
歯並びを整えるための矯正治療にはさまざまな方法がありますが、中でもワイヤー矯正は、長い歴史と高い信頼性を持つ治療法として多くの方に選ばれています。
しかし「ワイヤー矯正とは一体どんな治療法?」「メリットが分からない」など、疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。治療にかかる費用についても、気になる方が多いでしょう。
この記事では、ワイヤー矯正のメリットとデメリット、具体的な種類や費用について詳しく解説していきます。矯正治療を検討している方や、ワイヤー矯正について知識を深めたい方は、ぜひ参考にしてください。
ワイヤー矯正とは
ワイヤー矯正とは、歯にブラケットと呼ばれる装置とワイヤーを取り付け、歯並びを整える治療法です。ブラケットを繋ぐワイヤーを調整することで、歯を理想的な位置に移動させます。歯科矯正の中で、最もポピュラーな方法として知られています。
ワイヤー矯正は固定式のため矯正の効果が高く、さまざまな歯並びの問題に対応できる点が特徴です。出っ歯や受け口、すきっ歯、噛み合わせのズレなど、複雑な症例にも対応できるため、多くの方に選ばれています。
また、永久歯が生えそろった成人から、まだ成長期にある子どもまで幅広い年代の方に利用されています。
金属製のブラケットやワイヤーが一般的に使用されますが、最近では目立たない素材や色を用いた審美性の高い装置も登場しています。このような選択肢の幅広さも、ワイヤー矯正の魅力のひとつと言えるでしょう。
この治療法では矯正装置を取り外すことができないため、治療期間中は歯磨きや食事に注意が必要です。
光輪歯科では、月に一度、日本矯正歯科学会認定医の矯正専門の先生にご協力いただき、診療にあたっています。精密に治療を進められるため、希望の歯並びを得られる可能性が高いでしょう。
ワイヤー矯正のメリット
ワイヤー矯正には、他の矯正方法にはない多くのメリットがあります。ここでは、ワイヤー矯正の主なメリットについて詳しく解説します。
幅広い症例に対応できる
まず、幅広い症例に対応できる点が挙げられます。ワイヤー矯正は、軽度な歯並びの乱れから、重度の噛み合わせのズレや歯の重なりまで、さまざまな症例に対応可能です。
精密な治療ができる
精密な治療が可能である点もメリットでしょう。ワイヤーの調整により、歯を細かくコントロールしながら動かすことができるため、理想的な歯並びと噛み合わせを実現できます。
また、治療の途中でも細かい調整が可能であるため、患者さま一人ひとりの状況に応じた柔軟な治療が行えるのも特徴です。
治療実績が豊富で信頼性が高い
ワイヤー矯正は、長年にわたって多くの歯科医院で採用されており、治療実績が豊富にあります。そのため、歯科医師の経験やノウハウが蓄積されており、安心して治療を受けることができます。
確実に矯正できる
ワイヤー矯正では装置を歯に固定するため、患者さま自身が装着時間を管理する必要がありません。例えば、マウスピース矯正の装置は、自分で取り外しができるため、装着時間を守らないと治療が計画通りに進まないリスクがあります。
ワイヤー矯正では常に装置を装着した状態で過ごすため、確実な矯正効果が期待できます。
ワイヤー矯正のデメリット
ワイヤー矯正には多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。治療を始める前に、これらの点をしっかり理解し、自分に合う選択かどうかを検討することが重要です。
ここでは、ワイヤー矯正の主なデメリットについて解説します。
目立ちやすい
まず、見た目の問題が挙げられます。特に金属製のブラケットは目立ちやすく、治療中の見た目を気にする方にとっては負担になる場合があります。
セラミック製の歯の色に近いブラケットや、プラスチック製の透明なブラケットなどを選択できる歯科医院も増えてきましたが、完全に目立たないわけではありません。
違和感や痛み
次に、口腔内の違和感や痛みもデメリットのひとつです。歯に力を加えて動かすため、装置を装着した直後や調整後に痛みを感じることがあります。
また、ブラケットやワイヤーが頬の内側や唇に当たり、口内炎ができることも少なくありません。
日常生活における制限
さらに、食事や歯磨きの制限もあります。固定式の矯正装置を使用するため、硬いものや粘着性のある食べ物を避ける必要があります。
また、ブラケットに食べ物が詰まりやすいため、食後の歯磨きが難しくなったと感じる方が多いです。清掃が不十分だと虫歯や歯周病のリスクが高まるため、十分なケアが求められます。
治療期間が長い
治療期間が長いという点も考慮すべきです。ワイヤー矯正に限らず、矯正治療は数ヶ月から数年単位で進める治療です。さらに、定期的な通院が必要であり、時間や費用の負担が増えることもデメリットといえるでしょう。
経済的な負担が大きい
最後に、費用の負担もデメリットといえるでしょう。ワイヤー矯正は高度な治療技術を要するため、高額な費用がかかります。特に、審美性の高い素材を使用する場合には、さらに費用がかかることが多いです。
ワイヤー矯正の種類と費用
ワイヤー矯正にはさまざまな種類があり、治療に用いる装置や素材によって特徴や費用が異なります。ここでは、代表的なワイヤー矯正の種類と、それぞれの費用について詳しく解説します。
歯科医院によっては、セラミック製のブラケットや白色のワイヤーなど、審美性に配慮した装置を取り扱っていることもあります。気になる方は、一度歯科医院に相談してみましょう。
表側矯正
表側矯正は、歯の表面にブラケットを装着し、ワイヤーを通して歯を動かす最も一般的な矯正方法です。矯正治療の中でも広く普及しており、ほとんどの歯科医院で対応が可能です。
費用の目安は60〜100万円程度、光輪歯科では税込77万円で提供しています。部分的な矯正の場合は、税込11万円から、状態に合わせて変動します。
表側矯正の大きな利点は、さまざまな症例に対応できる点です。軽度の歯並びの乱れから重度の噛み合わせの問題まで適応症例が幅広いです。
また、装置が表側にあるため、歯の動きを効率的にコントロールしやすいことも特徴でしょう。装置が目立ちやすいことや、口内の粘膜にブラケットやワイヤーが当たることで口内炎ができやすいことがデメリットとして挙げられます。
裏側矯正
裏側矯正は、ブラケットを歯の裏側に装着し、ワイヤーを通して歯を動かす方法です。費用の相場は、100万~150万円程度です。
表側矯正とは異なり、外から装置が見えないため、見た目を気にする人に選ばれる傾向があります。歯の裏側は唾液がよく循環するため、虫歯のリスクが他の方法よりも低いこともメリットでしょう。
しかし、装置が舌に触れるため、特に治療開始直後は違和感を強く覚えやすいです。発音にも影響が出ることがあり、サ行やタ行をうまく発音できなくなる方が多いです。また、歯の裏側は見えにくいため、歯磨きが難しくなります。
さらに、裏側矯正は高度な技術を必要とするため、表側矯正に比べて費用が高額になる傾向があります。治療の難易度が高く、歯科医師の技術によって仕上がりに差が出やすいのも特徴です。
ハーフリンガル矯正
ハーフリンガル矯正は、上の歯には裏側矯正、下の歯には表側矯正を行う方法です。一般的な相場としては、90万~140万円程度とされています。
上の歯は笑ったときに見えやすいため、裏側矯正にすることで審美性を保ちます。下の歯は表側矯正なので、完全な裏側矯正よりも費用を抑えることができます。
ハーフリンガル矯正の大きなメリットは、審美性を保ちながら経済的な負担を軽減できる点です。上の歯の装置が目立ちにくいことで、矯正中でも自然な見た目を維持しやすくなります。また、完全な裏側矯正と比べて違和感が少なく、発音への影響も軽減されるのが特徴です。
まとめ
ワイヤー矯正は、歯並びや噛み合わせを整えるための伝統的かつ効果的な治療法です。幅広い症例に対応できる点や、長期的な効果が期待できる点など、多くのメリットがあります。治療中の見た目や口腔内の違和感、費用の負担など、デメリットも存在します。
費用についても治療法や装置の選択によって変動するため、事前に歯科医師としっかり相談しましょう。
ワイヤー矯正を検討されている方は、名古屋市北区大曽根にある医療法人晃生会 光輪歯科にお気軽にご相談ください。
当院は、歯を治すだけではなく患者さまの悩みを解決する医療を提供できるよう、診療を行っています。虫歯・歯周病治療を始め、ホワイトニングや審美歯科など、さまざまな診療に力を入れております。
名古屋市北区大曽根の光輪歯科はリラックスできる空間作り、患者様への心遣い、最新の設備でニーズに合わせた治療にこだわります。
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