虫歯治療の費用はどれくらい?高額になるケースも解説!
こんにちは。名古屋市北区大曽根にある医療法人晃生会 光輪歯科です。
虫歯は、歯に起こるトラブルの大部分を占める病気です。「虫歯治療にはどのぐらいの費用がかかるんだろう?」と疑問に思う方も多いでしょう。
虫歯と言っても、症状の進行度ごとに治療方法や費用が異なります。
今回は、虫歯の進行度別に、費用やくわしい治療方法を解説します。保険が適用されるケースと適用外になるケースもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
虫歯治療の費用はどれくらい?
虫歯の進行度は、専門用語でCO、C1、C2、C3、C4の5段階に分けられます。数字が大きくなればなるほど症状が進行しているということです。
それぞれの進行度ごとの治療方法や費用について、くわしく解説します。
CO:なりかけの虫歯
CO(シーオー)は発生したばかりの虫歯で、歯には穴が空いておらず表面が白く濁った状態です。COの段階では、歯を削る処置が必要なケースはほとんどありません。
フッ素を塗布したり、ブラッシング指導で歯の正しい磨き方を指導したり、改善できるように指導しながら経過観察することが多いです。初期の虫歯であれば、歯の再石灰化によって修復される可能性があるからです。
ただし、歯磨きを怠った場合は虫歯が進行するでしょう。口内を清潔に保つことを意識してください。
費用は500円〜3,000円程度です。
C1:エナメル質に進行した虫歯
歯の一番外側にあるエナメル質と呼ばれる部分が溶けた状態の虫歯です。虫歯になっている部分のみを削り、レジンという白い歯科用プラスチックで詰め物をします。治療は1回で完了するのが一般的です。
費用は1,500円〜3,000円程度です。
C2:象牙質まで進行した虫歯
エナメル質の下の象牙質(ぞうげしつ)と呼ばれる部分にまで、虫歯が進行している状態です。象牙質の下には神経があるため、しみたり痛んだりする可能性があります。
虫歯が大きくなっているので、C1よりも歯を削る量が多くなるでしょう。通院回数は2〜3回程度が一般的です。
費用は詰め物の種類によって異なりますが、2,000円〜1万円程度です。
C3:神経まで進行した虫歯
虫歯が神経にまで到達しているため、強い痛みを感じることがあります。治療の際も痛みが出る可能性があるので、痛みがある場合は麻酔をして神経を取り除きます。
神経をとると、歯の中が空洞になるため歯が脆くなります。強い力が加わると割れてしまうリスクがあるため、土台をたててから被せ物をします。
神経を取り除く処置は根管治療と呼ばれますが、歯の根っこの中の治療を複数回に分けて行います。根管治療だけで2〜4回ほど通院しなければならないでしょう。その後、土台と被せ物の両方が入るまでに3回程度通院します。
C3まで虫歯が進行すると、合計で5〜7回程度通院しなければなりません。費用は1万円〜1万5,000円程度です。
C4:歯根まで進行した虫歯
歯根まで虫歯が進行すると、神経が死んで歯の大部分が機能していない状態になるので痛みはほとんど感じません。残っているのは歯の根っこのみであることが多いです。
細菌が周囲の歯や顎の骨にまで広がらないように、多くのケースで抜歯をします。抜歯にかかる費用は1,000円〜3,000円程度です。
抜歯をした後は人工歯を入れて補う必要があります。人工歯は、入れ歯・ブリッジ・インプラントから選択可能です。
入れ歯とブリッジは保険が適用されるため7,000円〜2万円程度ですが、保険適用外のインプラントを選択すると一本30万〜40万円程度かかります。
虫歯治療の費用が高額になるケース
虫歯治療の費用は、症状が進行するにつれ高くなります。初期の虫歯のようにフッ素を塗るだけであれば500円〜3,000円程度ですが、根管治療が必要になると1万円〜1万5,000円程度必要になります。
必要な処置が増えて通院回数が増えれば費用が高額になるでしょう。また、高度な技術が必要な治療を行う場合も費用は高くなります。
詳しくは後述しますが、保険適用外の治療を選択した場合も費用が高額になります。
虫歯治療は保険が適用される?
虫歯治療には基本的に健康保険が適用されます。そのため、患者様は費用の1〜3割を負担することで治療を受けられる場合が多いです。
ただし、使用する土台や詰め物・被せ物の素材によっては、保険適用外となるものもあります。
保険が適用されるケース
保険が適用されるのは、おもに以下のような素材・治療法を選択した場合です。
・コンポジットレジン
・銀歯(12%金パラジウム合金)
・硬質レジン
・メタルコア
・レジンコア
・入れ歯
・ブリッジ
基本的に、レジンや金属を使って治療する場合は保険が適用されます。
ただし、保険適用外の素材に比べて審美性が低いことが多いです。金属は歯の色と全く違うので、特に目立ちます。
また、長期間にわたって使用できないことも多いです。やり直しが必要になるケースが珍しくありません。
保険が適用されないケース
保険が適用されない素材・治療法は、以下のとおりです。
・ゴールド
・セラミック
・ゴールドコア
・ファイバーコア
・インプラント
保険適用となる条件は、歯の機能を回復させるための最低限の治療であることです。これらの素材・治療は審美性に優れているので、最低限の治療だと認められず保険が適用されません。
ただし、保険適用外のなる素材は審美性が良いだけでなく、使用方法によっては長期間使用できます。使い心地が良いなどのメリットも多くあります。
虫歯を防ぐためにできること
虫歯治療は、症状が進行すればするほど費用が高額になります。虫歯が進行すると何度も通院が必要となり、大きく歯を削ると歯自体が脆くなって割れる可能性が高まります。
そのため、虫歯は予防することが非常に重要と言えます。最後に、虫歯を防ぐために日頃からできることを確認しておきましょう。
毎日の歯磨きをしっかり行う
毎日の歯磨きがしっかりできていないと、汚れが溜まって細菌が繁殖します。虫歯になるリスクが高まるでしょう。
歯間ブラシやフロスを使って細かいところに溜まった汚れを除去できれば、虫歯予防の効果が期待できます。
食生活を見直す
虫歯菌は食べ物に含まれる糖を餌にします。そのため、甘い食べ物をよく口にする方や毎日間食をする習慣のある方などは、虫歯になるリスクが高まります。
間食する場合はチーズやナッツなどの甘すぎない食べ物に変えたり、時間を決めて食べ物を口にしたりするなど、工夫しましょう。
定期検診を受ける
毎日しっかり歯磨きをしていても、とりきれない汚れが存在します。光輪歯科の定期検診では、専用の機械を使って細かい部分の汚れまできれいに落としてもらえます。虫歯予防に非常に効果的でしょう。
また、COのような初期の虫歯では、痛みが出ることがほとんどありません。自分で虫歯に気づくことは非常に難しいでしょう。
定期検診を受けていれば、初期の段階で虫歯を発見できる可能性が高いです。虫歯が重症化する前に、治療を開始できるでしょう。
初期の虫歯ではフッ素を塗ったり、歯を少量削ったりするだけで虫歯治療が完了することもあります。歯に大きなダメージを与えず精神的・経済的にも負担を軽減できます。
まとめ
虫歯は、進行度によって治療方法と治療にかかる費用が異なります。虫歯が進行すればするほど通院回数や必要な処置が増え、費用も高額になります。
また、詰め物や被せ物の素材にも費用は左右されます。審美性がよく耐久性のあるものなどを選択すると、健康保険が適用されず高額になるでしょう。
虫歯治療を検討されている方は、名古屋市北区大曽根にある医療法人晃生会 光輪歯科にお気軽にご相談ください。
名古屋市北区大曽根の光輪歯科はリラックスできる空間作り、患者様への心遣い、最新の設備でニーズに合わせた治療にこだわります。
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