今回は歯周病の原因について、お話しします。
歯周病は風邪と同じで細菌による感染症です。
歯周病は30歳以上の成人の80%以上が感染していると言われています。
お口の中には400~700種類の細菌が生息していますが、その中の偏性嫌気性菌と
いう暗い場所が好きな菌が歯周病菌です。
暗い場所が好きな歯周病菌は歯ぐきの下の方に潜り込んで、歯を支えている
骨を溶かしてしまいます。
歯周病菌の代表的な菌として、以下の3つがあります。
1. P. Gingivalis
2. A. actinomycetemcomitans
3. T. denticola
歯周病菌の中のT. denticolaは位相差顕微鏡で見ることができます。
この菌は長細くてらせん状をしていますので、すぐわかります。
この菌が見つかったら、歯周病に感染している可能性が高いです。
歯周内科治療を行っている歯科医院は位相差顕微鏡を持っているので歯周病菌を見ることができます。
もちろん、当院も歯周内科治療を行ってますので、気になる方はご予約を。