気づきにくい変化を、検査で確かめます
「むせる」「滑舌が気になる」「口が開いたまま」「口呼吸が多い」などは、歯だけでなく“お口の働き”のサインかもしれません。ご本人は気づきにくく、家族や周りのひと言で気づくこともあります。検査で状態を見える化し、必要なケアやトレーニングを生活に合う形で整えていきます。

ご家族やお子様にこんな症状ありませんか?
食べにくい・飲み込みにくい
硬いものが食べにくい、食事に時間がかかる、むせやすい。こうした変化は、噛む力や飲み込む動きに“負担が出ている”可能性があります。
話しにくい・口の動きが気になる
滑舌が気になる、発音しづらい、口が疲れやすいなど、口や舌の動きに関する違和感が出ることがあります。早めに気づけると、改善しやすい。
食べにくい・飲み込みにくい
口がぽかんと開きやすい、口呼吸が多い、寝ているときに口が開く・いびきが気になるなどは、自分では当たり前になっていて見過ごしやすい変化です。
症状の背景を整理して口腔機能回復のサポートを行います
「むせる」「食べにくい」「滑舌が気になる」「口が開く・口呼吸が多い」などは、年齢や生活習慣、口や舌の使い方のクセなど、いくつかの要因が重なって起こることがあります。そのため当院では、まず“いま何が起きているか”を整理し、必要なケアやトレーニングを生活に合う形で組み立てます。成人・高齢の方だけでなく、お子様の口呼吸や口まわりの使い方が気になる場合にも、同じ考え方で対応します。
口腔機能低下症の検査について
気になる症状があるときは、まず検査でお口の働きを確認します。口腔機能低下症の検査は7項目あり其のうち3項目以上に該当すれば、口腔機能低下症と診断できます。

① 口腔衛生状態の検査
舌の汚れなどから、お口の中の清潔さを確認します。汚れが多い状態が続くと、口臭や味の感じにくさにつながることがあります。

② 口腔乾燥の検査
口の中の乾きやすさを確認します。乾燥があると、飲み込みにくさや違和感、汚れがつきやすい状態につながることがあります。

③ 咬合力の検査
噛む力を確認します。噛む力が落ちると、硬いものを避けるなど食事内容が偏りやすくなることがあります。

④ 舌口唇運動機能の検査
「パ・タ・カ」などで、舌と唇がスムーズに動くかを確認します。食べこぼし・飲みこぼし、滑舌の気になりにつながることがあります。

⑤ 舌圧検査
舌の力を確認します。弱い場合、食べ物が口の中に残りやすい・むせやすいなどにつながることがあります。

⑥ 嚥下機能検査
質問票などで、飲み込みの状態を確認します。むせやすさや食事のしづらさの把握に役立ちます。
治療方法について
検査で確認した内容をもとに、いま必要なことを整理し、無理のない範囲で取り組みを組み立てます。お口の状態や生活に合わせて、院内でのケアとご自宅での練習をバランスよく進めます。

お口の清掃・ケア
汚れがたまりやすい部分を確認し、ケアの方法を整えます。

歯磨き・セルフケアの指導
できている点と改善点を整理し、続けやすい形にします。

口・舌・唇のトレーニング
噛口まわりの動きや力に応じて、必要な練習を行います。

飲み込みに関する練習
むせやすさなどがある場合に、状態に合わせて進め方を調整します。

かみ合わせ/入れ歯
噛みにくさや食べにくさが関係する場合は、口の中の環境も含めて整えます。
通院の考え方
口腔機能低下症のケアは「続け方」が大切です。口の動きや筋力に関わる取り組みは、良くなっても中断すると元に戻りやすい面があります。最初は状態に合わせて集中的に整え、落ち着いてきたら定期的な確認で“良い状態を保つ”ことを目指します。
進め方の目安
最初の1〜3ヶ月は検査結果をもとに、院内ケアと練習方法を整える期間です。その後、状態が安定してきたら、3ヶ月に1回を目安に確認しながら継続
続けやすくする工夫
練習は「完璧」よりも、生活に合わせて続けられる形を優先しますうまく続かないときは、内容や回数を見直し、伴走しながら調整していきます
年齢や生活に合わせたサポート
年齢や生活背景によって、気づきやすい変化や続けやすい方法は異なります。必要に応じて、下記のような観点も含めて治療のサポートを行っています。
高齢の方へ(なごやか検診)
75歳・80歳などの節目では、お口の働きのチェックが検査項目に入ることがあります。気になる症状がある場合は、検診の前後で早めに状態を確認しておくと安心です。
お子様・若年の方へ
口が開きやすい、口呼吸が多いなどは、日常のクセとして続いていることがあります。必要に応じて、口まわりの使い方や生活習慣の工夫も含めて整理します。
ご自宅での取り組み
院内で整えた内容をベースに、日々は「続けられる形」を優先します。負担になりすぎない回数・タイミングに調整し、ルーティン化をサポートします。
口腔機能管理の症例紹介
口腔機能管理でよくあるご質問
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口腔管理って、歯の治療とは違うんですか?
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虫歯や歯周病など“歯そのもの”だけでなく、食べる・飲み込む・話す・呼吸するといったお口の働きを整える考え方です。必要に応じて歯の治療と並行して進めます。
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本人は気づいていない状態で、家族の指摘がきっかけでも相談できますか?
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はい。日常の変化は、ご本人より家族のほうが先に気づくこともあります。気になるひと言があれば、今の状態を整理するところから始めます。
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検査は痛いですか?どんなことをしますか?
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多くは体に負担の少ない検査で、お口の清潔さ・乾燥・噛む力・舌や唇の動き・舌の力・噛み砕く力・飲み込みなどを確認します。
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どんなケアやトレーニングをするのですか?
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検査結果に合わせて、院内でのケア(清掃・セルフケア指導)と、必要に応じた口・舌・唇/飲み込みの練習を組み合わせます。続けやすい形に調整します。
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どれくらいの期間・頻度で通うイメージですか?
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口の働きは習慣の影響も受けるため、最初は整える期間を置き、落ち着いたら定期的な確認で維持を目指します。頻度は状態や生活に合わせて決めます。
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子どもや高齢者でも取り組めますか?
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取り組めます。お子様は口呼吸や口が開くなど“日常の癖”として続くことがあり、高齢の方は食べにくさ・むせなどがきっかけになることがあります。年齢や生活に合わせて、無理のない方法を一緒に整えます。





